2014年9月6日土曜日

TortoiseSVN で楽々バージョン管理

 ある程度の規模のプログラムを書いていると、試しに一部分だけ変えてみてその後ダメだったら元に戻したい、とかやりたいときがある。そんなときはだいたい

hogehoge.cpp
hogehoge_ver1.cpp
hogehoge_ver2.cpp


 とかやるのが常套手段だがプロジェクトが大きくなるとフォルダを丸ごと取っておく必要があったりふと昔のバージョンに戻したいときにバックアップがない!とかなったりすることが多々あった。
 そこで、学生時代にTortoise SVNというバージョン管理ソフトをほんのわずかな間だけ使っていたことを思い出して、ローカルな環境でもいけるのかとインストールしてみたところ、上記の問題が一気に解決して捗ること捗ること!

とても便利なので同じような悩みを持つ方のために使い方をメモしておこうと思う。




1.Tortoise SVNで検索して公式ページからインストーラをダウンロード&実行
2.インストールが終わると右クリックメニューに項目が増える
3.バージョン管理したいフォルダのリポジトリを作る。(リポジトリ=バージョンごとのファイルがまとめて保存される場所と考えてOK)

・あらかじめ空のフォルダを作っておく(このフォルダがリポジトリとなる)
・作ったフォルダを右クリック→TortoiseSVN→Create repository here
 ここで出てくるURL(file://で始まるやつ)を取っておく。
・なんかダイアログが出てきたらCreate folder structureをクリック。
・リポジトリ完成

4.リポジトリに、バージョン管理したいフォルダをインポートする

・バージョン管理したいフォルダを右クリック→TortoiseSVN→Import
・どのリポジトリにインポートするか聞かれるので、URL of repository に先ほどとっておいたURLを入れる

・Import Messageにコメントを書くことができる(「最初のバージョン」とか分かりやすい説明を書くのが良い)
・OKを押すとフォルダがリポジトリにインポートされ、バージョン管理されるようになる。


これで準備完了。あとはローカルコピー作成→編集→コミットを繰り返す。


使い方

現在のバージョンに変更を加えたいとき
 好きな場所で右クリック→SVN checkoutを選び、リポジトリのURLを入力してOKを押す。
リポジトリにある現在のバージョンのコピーが作成されるので、これに対して作業する。

変更を加えた状態を新しいバージョンにしたいとき
 ローカルコピーのフォルダを右クリック→SVN Commitを選択。Messageという所に変更点などの説明を書き、OKを押すと新しいバージョンがリポジトリに反映される。(コミット)

前のバージョンに戻したい
 ローカルコピーを右クリック→Show logでログを表示させる。今まで作ってきたバージョンが見られるので戻したいバージョンを右クリックして Revert to this version を選択する。
ローカルコピーが以前のバージョンに戻るのでそのままコミットする。

今のバージョンの派生を作りたい
 今のバージョンから手法Aを採用した場合、Bを採用した場合…などの派生を作りたい場合。
 ローカルコピーを右クリック→Branch/Tag を選択。
 派生バージョンをどこに作るか聞いてくるので、/branches/VerA(好きな名前) を入力。
 後はローカルコピーに対して作業。

フォルダの特定のファイルをバージョン管理しないようにしたい
 ログファイルなどバージョン管理しても意味がないファイルを除外することができる。対象のファイルを右クリック→TortoiseSVN→Deleteを選択。対象のファイルはリポジトリから削除され、バージョン管理外となる。












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